こんにちは、今回はノートパソコンのCPU交換作業を行いました。
今回交換したのは富士通のFMV-A8290です。
オフィス向けのパソコンに区別される機種で、飾り気もなにもないよって感じです。
搭載されているCPUはCeleron900というコアでコストパフォーマンスに大変優れたものであります。
通常、仕事でエクセル、ワードを使ったりWeb閲覧などでは特に不満はないのではないかと
思うのですが、今回はノートを強化して欲しいという事でありますので。
ノートの強化の場合、最初にするのがメモリーの増設です。
ほとんどの場合は、買った当初のままでメモリーが少ない場合が多々あります。
その場合は、メモリーの増設や交換をお勧めしております。
通常のXPパソコンでは約3GBまでしかメモリーの容量を認識しないですが
2GB×2枚をお勧めして、OSが認識しない領域をRAMDISK化したりしていますが
時にRAMDISK化でトラブルが起きる事もあります。
そして全然、メンテしてなくて断片化が激しいパソコンも多々あります。
デフラグにすごい時間が掛かる場合もあります。
そしてノートに特にお勧めしているのが、HDDのSSD化です。
120GB クラスのSDDの価格も安くなってきている今は買いだと思います。
では、今回はCPU交換です。
FMV-8290
今回の機種は、Celeron900ですからチップセットはモバイルインテルGL40Expressという事がわかります。
このチップセットとCeleron900のSoketPという情報から使えそうなCPUを探します。
ほぼ間違いなく作動するのがCeleronDualCoreT3100ですが、ネット上の情報を見ていると
Penrynというコードネームから同じコードネームを持つCPUを乗せられる可能性があります。
基本、ノートPCではBIOSのアップデートとかほぼ無いのでそのパソコンが発売されて以降の
CPUは認識されない可能性が大きいと思います。
しかし、今回は上を無視してFSB800、SoketP、第一世代というチョイスで
Core2 Duo T7800としました。
まずは
上の赤○のネジを外していきます。
※バッテリーは先に外しておいてください。
バッテリーを外した下にも外すネジがあります。
下の2つのネジを外すとDVDドライブが外せます。
簡単に引き抜けます。
DVDドライブを外すと見える2つのネジも外します。
ハードディスクは取り外し交換が簡単なように専用蓋を開けると外せます。
取り外したHDDは東芝製でした。
続いてヒンジ部分のネジを外します。
表にしてスイッチの部分を割らないように気をつけながら剥がすように外していきます。
赤い□の部分になります。
爪のようなもので固定しているだけですので気をつけてやれは簡単に外せます。
1本線がついていますので、そこに注意して引っ張り過ぎないように。
そして右のヒンジ横の三角の印のある部分のネジも外します。
次にキーボードのプリントケーブルを外してしまいます。
左右にロックのついたフィルムケーブル(写真中央の長○)
と○のネジ、もう一つの端子も外します。
裏返して底から外していくときれいに外れます。
上の赤○部分を外すとCPUクーラー部が外れます。
下は取り外したところです。
赤○部分がCPUで、右の似たような奴はGPUだと思います。
CPUの取り外しは、CPU上の丸い(-)頭のネジがありますがそれを右に回して外します。
CPU部分に付いている接着剤のようなものはCPUグリスで、取り外し後、清掃してきれいにして保管します。
またCPUクーラー部分にも同じ古いグリスが付着していますのできれいに掃除しておきます。
そして、新しいCPUをセットしてCLOSEDします。
組立は逆順でネジを余らせないように注意しながら行います。
フィルムケーブルの取り扱いには気をつけて下さいね。
で交換後の結果ですが
起動時にCPU IDエラーと表示されて止まります。
F1を押せば起動しますので、そのままで良いとの事です。
F1起動後は、当初スタートアップのどれかのプログラムで引っかかるのがあったようで
フリーズしてたりしたのですが、スタートアップを整理してからはF1は押さないといけませんが
起動して使えるようにはなりました。
1コアから2コアにレベルアップしています。
体感的にも速度がかなり上がっているのがわかります。
効果は大きいですね。
CPU-Zでも、認識されています。
BIOSでも、認識されています。
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でも、ちょっと考えさせられるものに感じます。常識を持って判断した方がいいと貼った店長が申しております。